食料品の不良在庫や過剰在庫に悩む事業者は多いのではないでしょうか?
仕入れる食料品の中には流行品も含まれ、大量に仕入れる必要があるケースも多く、その結果、不良在庫や過剰在庫になりがちです。
賞味期限や消費期限があるため、いつまでも倉庫に保管しておくわけにもいかないので、定期的に不良在庫や過剰在庫の整理が求められます。
では、具体的にどのように整理していけば良いのでしょうか?
今回は、不良在庫と過剰在庫を処分する方法についてご紹介していきます。
■セールで不良在庫・過剰在庫を減らしていく
まず自分達で不良在庫・過剰在庫の処分を考えた時、思いつく方法と言えば割引価格での販売ではないでしょうか?
実際、スーパーなどでは賞味期限や消費期限が近付くと不良在庫・過剰在庫の解消目的で大きく割引して販売されています。
また、最近はネット通販でも訳あり商品として、大特価で食料品を販売しているショップが増えてきています。
不良在庫・過剰在庫では定番の手法であり、無駄なコストをかけずに処分できる点が利点です。
【賞味期限・消費期限の切迫または期限切れは販売可能なのか】
食品表示法により傷みやすい食べ物には消費期限、一定の保存が可能な加工食品には賞味期限と消費期限のどちらかを表示しなければなりません。
その表示を偽装して販売した場合、食品表示法に違反するので2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、または併科となります。
しかし、賞味期限が切れているものを販売したからと、必ず罰則を受けるわけではありません(消費期限がすぎた物の販売は禁止されています)。
正しい期限表示の状態で販売し、それを食べた人に健康被害が表れた場合は回収命令が出されるので、それに従わないと罰則を受けることになります。
表示を偽装して販売した時よりも罰則が重くなり、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、または併科となるので注意が必要です。
健康被害のリスクを懸念すると期限切迫・期限切れの食料品の扱いには注意が必要ですが、注意喚起した上で自己判断により購入される場合は罪に問われることは基本的にないと言えます。
ただし、売る分には責任を持つ必要はあります。
【セールでもなかなか減らない不良在庫や過剰在庫】
セールで不良在庫・過剰在庫を減らすのは手っ取り早く良い方法ですが、売れるものに偏りが出てくる可能性があります。
売れなかったものは再び不良在庫や過剰在庫となり、人件費や手間を無駄にかけてしまうこととなるでしょう。
また、地道に処分していくので、一気に処分したい時は向かない方法と言えます。
■食品買取・食品在庫買取りの業者で処分
セールで捌けないものや割引しても売れ残って不良在庫・過剰在庫になってしまうものもあるでしょう。
もっと効率良く不良在庫・過剰在庫を処分するのであれば、食品買取・食品在庫買取り業者の利用がおすすめです。
食品買取・食品在庫買取り業者は専門知識を持っているので、それなりの高値での取引となります。
まとめて処分できるので、セールで捌ききれない不良在庫・過剰在庫を早く処分したい時に食品買取・食品在庫買取りはおすすめです。
【食品買取・食品在庫買取りでコスト削減】
食品買取・食品在庫買取りは不良在庫・過剰在庫の解消と同時に、コスト削減に貢献します。
食料品を廃棄処分する場合にも処分にかかる費用が発生し、それが事業者にとっては大きな負担となってしまいます。
特に処分する不良在庫・過剰在庫が多いとかかる費用の負担はより大きくなるでしょう。
食品買取・食品在庫買取りは専門業者からお金が支払われるので、本来かかってしまう処分費用を抑えることが可能です。
また、不良在庫・過剰在庫の整理で倉庫のスペースが確保できれば、保管にかかる費用など管理費の軽減にもつながります。
また、一気に処分できるので業務の効率化が図れ、経営状態を良くできる点も食品買取・食品在庫買取りのメリットです。
【食品ロスの軽減にもなる】
平成28年度に農林水産省が公表したデータによれば、日本での食品廃棄物は年間2,759万tに及ぶとされています。
そのうち、食べることができる食品廃棄物(食品ロス)は643万tにもなるようです。
世界の食糧援助量は平成29年度が年間約380万tだったのに対して、食品ロスはその1.7倍となる量を占めており、日本では食べられる食料品が毎日廃棄されています。
1人あたりの量にすればお茶碗1杯分の食べ物を廃棄している状態であり、非常にもったいない行為と言えます。
政府は食品ロスに対して消費者や事業者に消費行動の改善を求めているのです。
食品買取・食品在庫買取り業者はそれぞれ様々な販路を持ち、廃棄とは別の形で食料品の処分を行っています。
つまり、食品買取や食品在庫買取りを活用しての不良在庫・過剰在庫処分は、食品ロスの解消に貢献する行為にもつながるのです。
【生鮮食品や冷蔵品・冷凍品の食品買取りは難しい】
基本的に食品買取を行っている業者は幅広い食料品を対象にしていますが、生鮮食品や冷蔵品・冷凍品は取り扱い不可としている場合がほとんどです。
これらの食料品は傷みやすいものが多いので、流通できない可能性があります。
また、冷蔵品や冷凍品は保管場所の確保が難しいという点も挙げられます。
一部の食料品は扱っておらず、業者ごとに品目も違うので食品買取を利用する際は確認してください。
■家畜の飼料や有機肥料へリサイクル
食品買取・食品在庫買取り業者の中では、引き取った食料品を家畜の飼料や有機肥料にリサイクルして処分するケースもあります。
廃棄される予定の食料品を原料とした飼料はエコフィードと呼ばれています。
また、古米は有機肥料として活用できるので、余った米の処分に悩む農家や事業者も食品買取で有効活用してもらうと良いでしょう。
【食料自給率のアップに貢献】
平成30年度の日本での食料自給率は37%です。
平成18年度の自給率が39%なので、さらに下がっていることが分かります。
減少の理由は天候不良で小麦や大豆などの生産が減ったことが挙げられますが、元々日本は主要先進国の中でも低い水準なのです。
特に穀物などの原料は輸入に頼っており、飼料自給率もかなり低い状況です。
エコフィードや食料リサイクル肥料は国内で出る食料品を原料に作られるため、それを使い家畜・農業を行えば食料自給率のアップに期待できます。
また、安全な食料品で作られるので畜産物や農産物の品質アップにもつながるでしょう。
【リサイクルできない食料品もある】
食料品の中にはエコフィードや食料リサイクル肥料にできないものもあります。
そのため、リサイクルに特化した業者に食品買取を依頼する際は対象となる品目をしっかり確認しておきましょう。
効率よく不良在庫・過剰在庫を処分したい場合は、対象品目が多い食品買取業者がおすすめです。
■食品買取・食品在庫買取りならマルヤス食品買取センターへ
不良在庫・過剰在庫の処分を検討しているのであれば、マルヤス食品買取センターへ相談してみませんか?
マルヤス食品買取センターでは、市販や業務用の食品、ギフト食品、お米、お菓子、各種ドリンクなど幅広い品目の買取りに対応しています。
賞味期限が切れそうな食料品はもちろん、既に期限が切れたものや、箱つぶれ、パッケージ破損がある食品の買取りも可能です。
弊社では買取から販売までワンストップで完結し、複数の販路を持つので高価買取を実現しています。
相談のみの対応も可能なので、まずはお気軽にお問い合わせください。
今回は不良在庫・過剰在庫の処分方法をご紹介してきましたが、食品買取・食品在庫買取りになります。
食品買取・食品在庫買取りは不良在庫・過剰在庫の処分だけではなく、コスト削減や業務効率化、さらに食品ロスの減少で資源の有効活用・環境負担への配慮などにも貢献にもつながります。 不良在庫・過剰在庫にお悩みの方は、ぜひ弊社で見積り相談から始めてみてください。