SNSでは企業や店舗に関連する情報が拡散されるようになっています。
その中でも目を引くのは、仕入れミスによる大量在庫です。
店舗に普段ではあり得ないほど大量に陳列された商品を見た人がSNSに投稿し、拡散されていきます。
このような仕入れミスは多くの店舗で見られる事例です。
誤発注によって大量の食品が届いてしまい、どうにも売り切れず賞味期限も近付き廃棄するしかないと考えてしまいますが、まだ諦めることはありません。
食品在庫買取りサービスを利用すれば、コストを掛けずに過剰在庫や不良在庫を処分することができます。
今回は仕入れの際に起きやすい失敗事例と、不良在庫や過剰在庫をできるだけ捌くための方法についてご紹介していきましょう。

仕入れの際に起きやすい失敗事例

近年小売りチェーン店を中心に、できるだけ誤発注を減らそうとPOSシステムを導入している店舗が増えています。
POSシステムとは「販売時点情報管理」と呼ばれるシステムで、商品の会計が行われた段階で情報を記録し、売上管理・在庫管理が行いやすいようにする仕組みを指しています。
中にはPOSシステムと併用してAIを活用するケースも増えてきており、仕入れを失敗して過剰在庫や不良在庫を残すことも少なくなっているのです。
しかし、個人運営の店舗や回転率がそれほど高くないお店ではPOSシステムの整備が遅れ、仕入れ担当者による人為的なミスが発生してしまうケースはあります。
具体的にどのような仕入れミスが発生しているのか、よく見られる失敗事例をご紹介していきましょう。

1つ目の失敗事例は、仕入れ数の間違いです。
この失敗事例は非常に多く見られ、品切れや不良在庫・過剰在庫を増やしてしまう可能性があります。
例えば、食品を発注する時にFAXを使うケースもありますが、FAXで書き直したはずの数がきちんと訂正されておらず、そのまま届いて不良在庫となってしまったケースもあります。
また、在庫を正確に把握しておらず不足していると思って発注したら、不良在庫・過剰在庫がまだ残っていて、原価率を上げてしまうケースもあるようです。
このように、単純な数字の間違いや在庫管理が不十分だったせいで仕入れ数を間違い、不良在庫・過剰在庫になってしまう程の商品数が届いてしまう事例が多く見られます。

2つ目の失敗事例は、季節モノの仕入れミスです。
例えば近年話題に上っている恵方巻も、季節モノの商品に該当します。
以前から節分の日に食べられる恵方巻が注目され、各種コンビニやスーパーでは大量の恵方巻を作るようになりました。
しかし、大量の恵方巻を作って売り出してもなかなか売り捌くことができず、結果的に大量廃棄につながってしまうケースが問題視されています。
季節モノは恵方巻以外にも丑の日に食べるうなぎの蒲焼きやバレンタインのチョコレート、クリスマスのケーキなども挙げられます。
こうした商品の仕入れには神経を使って、できる限りムダのない発注を行わなくてはなりません。

3つ目の失敗事例は、気温の不測ミスです。
これは人為的なミスとは言えませんが、例えば9月に入りこれから寒くなるだろうと暖かい商品を中心に取り揃えたところ、まだまだ残暑が厳しく夏向けの商品が数多く売れ、暖かい商品はそのまま不良在庫・過剰在庫として残ってしまうケースがあります。
いくら賞味期限が長くても一度不良在庫・過剰在庫になってしまった商品は、そのまま在庫商品として店頭に上がらない場合もあるでしょう。
特に従業員が少なく、在庫管理がなかなか行き届かない場合に廃棄へとつながってしまうこともあります。
気温の予測は難しく、天気予報をチェックしていても外れてしまう場合があるので仕方のないミスではありますが、その後の在庫管理までしっかり行わないと不良在庫・過剰在庫の廃棄によってコストも掛かってきてしまうため、十分注意しましょう。

不良在庫や過剰在庫をできるだけ捌くための方法

仕入れのミスが発生してしまうことは仕方ないことですが、その後どのように不良在庫・過剰在庫をできるだけ捌いていくかが重要となります。
できるだけ在庫を捌くためにはどうすれば良いのでしょうか?

・原価に近い価格で販売してしまう
小売業の場合、原価の倍近い値段で販売したとしても50%以上在庫が残っていれば、キャッシュフローではマイナスになってしまいます。
つまり、50%以上在庫が残らないようにすれば、後は利益として回収することができるのです。

・福袋で販売する
近年様々な店舗で福袋販売が活用されています。
福袋は良い商品も入っていればあまり使わない商品も入っていることを利用客は認識して購入します。
何が入っているか分からないからこそ、利用客は惹かれて福袋を購入するのです。
もちろん、いくら相当の商品が入っているのかは提示した方が良いですが、過剰在庫や不良在庫を一気に売るには最適と言えます。
食品の場合でも賞味期限が比較的長めのものなら福袋に入れても問題ないでしょう。

・人気商品や定番商品とセットにする
人気商品や定番商品と不良在庫・過剰在庫をまとめて販売することで、在庫を減らすことができます。
ただし、関連のない商品同士をセットにしてしまうと利用客に在庫処分のためだとイメージされてしまうので、必ず人気商品や定番商品と関連のある在庫を選んで売るようにしましょう。

食品在庫買取りサービスも活用しよう

不良在庫や過剰在庫をできるだけ捌くための方法をご紹介してきましたが、場合によってはこれらの方法を活用しても売れない場合があります。
例えば、誤発注で大量に食品が届いてしまった場合、いくら原価に近い価格で販売しても売り切るのには時間が掛かり、どんどん賞味期限が迫ってきてしまいます。
また、福袋に食品を入れる場合も賞味期限まである程度長い期間を用意しておかないと、クレームが入ってしまう可能性もあるでしょう。
賞味期限が切れそうな食品、もしくは既に賞味期限が切れてしまった食品(1ヶ月以内)を捌きたい場合は、食品在庫買取りサービスを利用してみてください。
食品買取では、賞味期限が近い食品や1ヶ月以内に賞味期限が切れてしまった食品、倉庫を圧迫している不良在庫・過剰在庫などをまとめて買い取ってもらうサービスです。
食品買取業者では、消費期限が設定されている食品や冷蔵・冷凍食品、腐敗している食品や腐敗寸前の食品を除き、買取対応してくれるためコストを掛けずに不良在庫・過剰在庫を処分することができます。
マルヤス食品買取センターでも誤発注による大量の不良在庫・過剰在庫でも食品買取が可能です。
もし、仕入れミスによって在庫が倉庫を圧迫しているのであれば、お気軽にマルヤス食品買取センターまでご相談ください。

仕入れのミスはどのような店舗でも発生してしまうものです。
問題は、発生してからどのように不良在庫・過剰在庫を捌いていくかがポイントになります。
もし、なかなか売り捌けない状態になってしまったら、食品在庫買取り専門で多くの高額買取実績を持つマルヤス食品買取センターをご利用ください。