食料品を扱う事業者にとって、不良在庫や過剰在庫を残した場合、廉価で売りさばくか廃棄をするか、食品買取・食品在庫買取りを利用するかの選択が問われます。
今は食品ロスの問題が深刻化しているので、廃棄ではなく廉価でも売りさばくか食品買取・食品在庫買取りでの処分がおすすめです。
しかし、食料品は賞味期限や消費期限があるので懸念される方は多いでしょう。
食品買取・食品在庫買取り業者では、期限切迫や期限切れの食料品でも買い取ってくれるケースがあります。ただしそれは「賞味期限」であり「消費期限」を過ぎた品はそもそも売ることができませんので、買取もされることはありません。
不良在庫や過剰在庫となった食料品が有効活用できるかどうかは、賞味期限か消費期限かによって変わってきます。
今回は食品買取を利用する際に確認しておきたい、賞味期限と消費期限の違いをご紹介しましょう。

賞味期限や消費期限切れに対する世間のイメージ

賞味期限や消費期限が切れている食品と言うと、世間一般のイメージは「もう食べられない」という認識です。
どちらも安全に食べるために設定されている期限であるため、期限が切れてしまえば品質や味、健康への影響が懸念されて未開封でも捨てられてしまいます。
一方、食品関連事業者も期限が切迫しているものや既に切れているものは、商品価値がなくなってしまうので廃棄せざるを得ません。
そのままにしておけば、不良在庫や過剰在庫として抱え込み、保管に手間やコストがかかってしまいます。
市場に出せないのであれば価値を持たなくなるので、賞味期限や消費期限切れの食料品は廃棄という選択肢を選ばなければならなくなるのです。

賞味期限や消費期限の正確な違いとは?

食品表示法により、加工食品のほとんどに賞味期限か消費期限が記載されています。
どちらも品質管理や飲食の基準となる期限ですが、厳密に言うと意味は異なります。
ここで改めて賞味期限と消費期限の違いを見ていきましょう。

・美味しく食べられる期間を示す賞味期限
賞味期限は未開封で適切な保存方法を行っていた場合、表示された期間までなら味を損ねることなく美味しく食べられることを示しています。
一般的にはスナック菓子やカップ麺、缶詰、ペットボトル飲料など傷みにくいものに表示されています。
年月日で表示されていることが多いのですが、3ヶ月以上保存できる食料品は年月のみで表示されることが多いです。
賞味期限と書いてある場合、期限が切れていてもニオイや味に問題がなければ、飲食できます。
そのため、賞味期限が切れている食料品でも買い取ってくれる食品買取・食品在庫買取り業者もいるのです。
長期保存ができる食料品は賞味期限に猶予があるので、不良在庫や過剰在庫になりやすい傾向にあります。
賞味期限が迫っている、または少し切れている不良在庫・過剰在庫をまとめて処分したい時は、マルヤス食品買取センターにご相談ください。

・安全に飲食できる期間を示す消費期限
消費期限は未開封で適切に保管された上で、一定期間まで健康被害の影響を受けることなく安全に飲食できることを示した期限です。
お弁当や生めん、サンドウィッチ、ケーキといった傷みやすい食料品に表示されており、種類によって変わってきますが製造から5日以内が目安です。
消費期限は商品の品質そのものの期限であるため、経過している場合は食べないようにしましょう。
期限の短い商品でも不良在庫や過剰在庫になるリスクは高いです。
例えば、1日の利用者が多いコンビニは1度に陳列できる食料品の数が限られるので、おにぎりやお弁当を大量に仕入れては、こまめに陳列させて販売しています。
朝や昼食の時間帯にはある程度売れますが、深夜あたりになると利用者は大幅に減る店舗がほとんどであり、食料品の売れ行きも下がります。
おにぎりやお弁当は賞味期限が短いので、大量に仕入れても売れなければ不良在庫・過剰在庫として廃棄しなければなりません。
それなら仕入れる量を調整すれば良いのですが、お店側は特別な理由がない限りいつでも売れるように在庫がない状態にはできないのです。
そのため、どうしても必要以上に多く仕入れて、在庫を用意しておく必要があります。
なお、消費期限が切迫しているものや切れているものは流通が厳しく、不良在庫・過剰在庫の処分を目的とした食品買取・食品在庫買取りは基本的に難しいです。

期限切れの不良在庫・過剰在庫の食料品は販売できるのか?

不良在庫・過剰在庫となっている賞味期限・消費期限切れの商品は、食品買取・食品在庫買取りで処分する場合、在庫セールで売りさばくという方法があります。
ただ、期限切れの食料品の販売は違反ではと不安に思う方は多いでしょう。
期限切れの食料品を販売するとどうなるのかご紹介します。

・期限切れの不良在庫・過剰在庫も販売は可能
結果から言えば、賞味期限が切れた不良在庫・過剰在庫を販売することは可能です。
食品衛生法では、衛生上の危険がない食品であれば賞味期限が切れていても、販売を禁止することはないとしています。
消費期限切れは飲食を避けた方が良いので、販売は慎むべきと提示されています。

・期限切れと提示することが大事
賞味期限が切れているにも関わらず、期限切れだと明かさず普通に売るのは避けなければなりません。
知らずに買ってしまうと消費者からのクレームにつながり、信用を落としてしまう恐れがあるためです。
自己判断で購入してもらうためにも、賞味期限切れの不良在庫・過剰在庫の食料品であることを明確にして売るようにしましょう。
同時にお店側は責任を持って販売することを忘れないでください。
また、購入後に健康被害が見られた場合、回収を行わないと罰則を受けるので注意してください。

・売りさばけない不良在庫や過剰在庫は食品買取がおすすめ
多少賞味期限が切れた不良在庫と過剰在庫は販売しても違反にはなりません。
元々価格を下げれば売れるものであれば、不良在庫や過剰在庫に悩むことはないでしょう。
しかし、食料品の中にはセールを行ってもなかなか売れず、再び不良在庫・過剰在庫になってしまうケースは多いです。
特に不良在庫・過剰在庫が多い場合は売り切るまで時間がかかり、その間に品質や味はさらに落ちるので最終的に廃棄しなければならないでしょう。
それなら始めから食品買取や食品在庫買取りで処分した方が無駄を省けるのでおすすめです。

食品買取・食品在庫買取りはお早めに

マルヤス食品買取センターでも、賞味期限切れの不良在庫や過剰在庫の食品買取・食品在庫買取りを行っています。
もし不良在庫や過剰在庫の処理で食品買取・食品在庫買取りを行う場合、できるだけ早く実施しましょう。
マルヤス食品買取センターの場合、賞味期限が切れてから1ヶ月以内の食料品を対象としているので、それを超過すると買取ができません。
可能であれば、賞味期限が切れる前に食品買取や食品在庫買取りを行うことをおすすめします。
その理由は、期限が切れた食料品は少し安価での取引となってしまうためです。
マルヤス食品買取センターは買取から販売まで自社完結なので高額買取が強みですが、期限が切れていない食料品の方が価格は高くなります。
賞味期限が長いほど価値が高く、その分、より高い価格で食品買取をさせていただきます。

食品買取・食品在庫買取りの活用は、事業者の悩みである不良在庫・過剰在庫を効率良く処分する最適な方法です。
食品を販売や無償配布など有効活用するので、食品買取・食品在庫買取りは食品ロスの軽減にもつながります。
また、マルヤス食品買取センターでは1ヶ月以内なら賞味期限が切れた不良在庫・過剰在庫の食品買取が可能です。
賞味期限切迫や期限切れの食品買取実績も豊富なので、在庫処分にお悩みの方はお気軽に弊社へご相談ください。