余剰在庫の食品処分において、廃棄コストの負担やブランド毀損にお悩みではありませんか?

本記事では、廃棄と買取の損益分岐試算や、ブランドを守る販路制限買取の実務について解説します。

余剰在庫処分:廃棄と買取の損益分岐を試算

在庫管理を担当される方々からよく耳にするのが、「買取業者を探す手間をかけるより、廃棄したほうが処理が早くて確実だ」というご意見です。

たしかに、廃棄業者への依頼はルーチン化されており、事務手続き上の負担は少ないかもしれません。しかし、経営的な視点で「廃棄コスト」と「買取による収益改善効果」を天秤にかけたとき、その損益分岐点は明確に買取側へ有利に働くケースがほとんどです。

廃棄を選択した場合、産業廃棄物処理委託費だけでなく、収集運搬費、マニフェスト管理の人件費、そして廃棄までの期間にかかる倉庫保管料が発生します。

これらはすべて純粋な「損失」です。

一方、食品買取を利用すれば、これらのコストがゼロになるだけでなく、在庫が現金化され、廃棄損失を回避しつつ収益を生み出します

特に原材料費や物流費が高騰している昨今、このキャッシュフローの改善は決して無視できない規模となります。

廃棄コスト削減と利益確保のシミュレーション

ここでは、具体的な数字を用いて、廃棄と買取の経済的インパクトを比較シミュレーションします。社内での説明資料や稟議書作成の参考にしてください。

例として、賞味期限が迫ったレトルト食品の在庫が「1トン(約5,000個)」あるケースを想定します。

  1. 廃棄処分を選択した場合のコスト
    産業廃棄物としての処分費用は地域や業者によりますが、収集運搬費を含めてキロ単価数十円から高ければ100円近くかかる場合があります。
    仮にキロ単価50円とした場合、処分費だけで5万円の支出です。
    さらに、そこに至るまでの倉庫保管料や、廃棄作業にかかる人件費を加味すると、総コストは10万円近くに膨らむことも珍しくありません。
    結果として、企業にとっては「マイナス10万円」の損失となります。
  2. 食品買取を選択した場合の収益
    まず、上記の廃棄コスト(マイナス10万円)が発生しません。
    これだけで10万円分の利益改善効果があります。
    さらに、賞味期限切迫品としてキロ単価10円~数十円で買い取られたと仮定しましょう。
    仮に全量で5万円の買取価格がついた場合、手元には5万円の現金が残ります。
  3. 最終的な損益分岐の差額
    廃棄した場合の「マイナス10万円」と、買取した場合の「プラス5万円」。
    この二つの選択肢の間には、実質「15万円」もの経済的価値の差が生まれます。
    たった1トンの在庫でこの差額ですから、年間を通じて数トン、数十トンの余剰在庫が発生する企業様であれば、そのインパクトは数百万円規模に達します。
    食品買取は単なる処分方法ではなく、利益を生み出す事業活動といえるのです。

ブランドを守る「販路制限付き買取」の実務

食品買取を検討する際、多くの企業様が最も懸念されるのが「ブランド毀損」のリスクです。

「安値で市場に出回ることで正規品の価格が崩れるのではないか」「粗悪な状態で販売され、クレームにつながるのではないか」という不安はもっともです。

そこで重要になるのが、再流通先をコントロールする「販路制限付き買取」という考え方です。

信頼できる買取業者は、メーカー様の意向を汲み取り、正規の商流(スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど)とは競合しない「クローズドマーケット」や「訳あり品専門市場」へ商品を流します。

どこで売られるかを明確に制御することで、ブランドイメージを守りながら在庫を消化することが可能です。

ブランド毀損を防ぐ具体的な再流通ルート

ブランド価値を維持したまま余剰在庫を現金化するためには、以下のような再流通ルートを持つ業者を選ぶことが重要です。

  • 訳あり食品専門店での販売
    当社「マルヤス」のような訳あり品専門店は、来店客が「賞味期限間近」「パッケージ不良」などの理由を理解した上で購入します。
    消費者は「この店だから安い」と認識しており、正規商品のブランド価値や定価に対する信頼を損なうことがありません
    一般的なスーパーの棚に安売りシールが貼られて並ぶのとは、消費者の受け取り方が全く異なります。
  • エリアを限定した販売
    特定商圏内でのブランドイメージを守りたい場合、そのエリアを避けて遠隔地の店舗で販売したり、逆に特定の直営店のみで販売するといった調整を行います。
    商圏が重ならない場所で再流通させることで、既存の取引先への配慮が可能になります。
  • 海外輸出や特殊ルートへの流通
    国内市場での露出を完全に避けたい場合、海外への輸出や、企業の福利厚生、イベント配布用景品といった、一般小売市場には出回らないルートを活用することも一つの手段です。
    これにより、市場価格への影響を回避することができます。

賞味期限切れも対象!食品買取業者の選定基準

「賞味期限が切れてしまった在庫は、さすがに廃棄するしかない」と諦めていませんか?

実は、賞味期限切れ食品であっても買取可能なケースは存在します。

賞味期限はあくまで「美味しく食べられる期限」であり、「食べられなくなる期限(消費期限)」とは異なります。

しかし、すべての買取業者が期限切れ品を扱えるわけではありません。

適切な衛生管理知識と、それを販売できる特殊な販路を持っている業者だけが対応可能です。

トラブルを避けるために、業者選定には明確な基準を持つ必要があります。

期限切れ品も買取可能な業者の見極め方

賞味期限切れ食品の買取を依頼する際は、以下の3つのポイントを必ず確認してください。

  1. 安全性確認のフローが確立されているか
    期限切れ品を扱うには、官能検査(味、におい、外観の確認)や微生物検査など、科学的・実務的な根拠に基づいて安全性を確認できるノウハウが不可欠です。
    単に「何でも買います」という業者ではなく、どのような基準で安全性を担保しているかを説明できる業者を選びましょう。
  2. 実店舗を持ち、消費者に直接説明できる販売力があるか
    ネット販売や横流しがメインの業者では、期限切れ品に対する消費者への説明責任が果たされにくい傾向にあります。
    実店舗を持ち、スタッフが直接お客様に事情を説明して納得して購入してもらえる環境がある業者は、トラブルのリスクが極めて低くなります。
  3. コンプライアンスと実績の透明性
    期限切れ品の取り扱いは、食品表示法などの法令遵守が厳格に求められます。
    官公庁や大手企業との取引実績があるか、メディア取材を受けて事業内容を公開しているかなど、社会的な信頼性は重要な指標です。

1200トン再流通の実績に学ぶ成功事例と手順

当社「マルヤス」は、食品ロス削減の専門企業として、年間1200トン以上の食品を再流通させた実績がございます。

この取り組みは、単なる在庫処分にとどまらず、環境大臣表彰の受賞や約200回に及ぶテレビ取材など、社会的な評価もいただいております。

多くの企業様が当社を選ばれる理由は、賞味期限切迫品はもちろん、賞味期限切れ品や過剰在庫、旧パッケージ品など、あらゆる「訳あり食品」に対して柔軟に対応できる点にあります。

また、先述したような販路制限のご要望にも細やかに対応し、メーカー様のブランドを守りながら、廃棄コスト削減と環境貢献(CSR)を同時に実現してきました。

具体的な買取の手順は非常にシンプルです。

まずは在庫のリスト(商品名、数量、賞味期限、保管場所など)をご用意いただき、お問い合わせください。

専門スタッフが迅速に査定を行い、条件が合意に至れば、引き取りから支払いまでスムーズに完了します。

「もったいない」を価値に変え、企業の利益と地球環境を守るパートナーとして、ぜひ当社をご活用ください。

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